「目を閉じることと暗闇は違うのか」 白生地を在庫で持っておいて、必要な数量を望まれる色に染めればロスも少なく、レスポンスも早い。 先染めの麻布は糸を買い、染めて、糊付け、それからやっと織りの準備。注文を受けてから何ヶ月も必要ですし、作る数量も早くに決めなければなりません。 融通のきかない、もはや時代に合わないやり方だとご指摘される方もおられるかもしれませんし、同じならたぶん必要のない布です。 「先染めの無地は生地染め(後染め)の無地と違うのか」織り手の技量が剥き出しとなる生機と、仕事を尽くした上布の先染めの無地、冒頭の質問のように、其々の中にある答えを問われる布だと感じています。 他の上布アイテムと同素材同密度、同じ製法の無地の生地です。生機は糊抜きやシボつけをする前の、硬くフラットなテクスチャーで、前処理後、生地染用の素材としてもご利用いただけます。上布は他のデザインと組み合わせて頂く他、着物お仕立ての際の、居敷当て用の素材としてお使いいただけば、お洗濯時の収縮差などの心配もなく、快適にご利用いただけます。ストールや襦袢のための素材としてはお勧め致しません。
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